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これまでのイルミネーションの動向


2010年ごろから日本各地で活発に増加したイルミネーションは検索数ベースでのニーズは2014年にピークを迎えました


2016年より、検索数は緩やかに減少傾向しているものの2022年時点でニーズは維持していると言えます


有名ななばなの里は2004年、ハウステンボスは2010年が初開催

約10年以上前にはすでに冬の風物詩として市民権を得ていたと言えるコンテンツです



イルミネーション全体の動向


●大規模化

LED球の使用数により迫力や没入感を宣伝するため数百万を目指した大規模展開が増加した結果、イルミネーションの価値=いかに豪華か、という価値観が定着しました


●長期化

他施設よりも早く開催したい、あるいは期間中に少しでも多くの来場者を獲得したいという事情から「クリスマスイルミネーション」ではなく「ウィンターイルミネーション」として早ければ10月から翌年2月まで開催する長期開催型のイルミネーションが増加



コンテンツにおけるトレンドキーワードの変遷


一部全体の動向と重複しますが、私が10年間イルミネーションのご提案を行う中で感じたトレンドキーワードの変遷をご紹介します


・〇〇万球のLED

100万球以上のLED球(ストリングスライト1万本以上)を使用し、プロモーションとし  てその数を明記する


・音楽連動(音と光の演出)

音楽に合わせてイルミネーションが点灯と消灯を行うショー的展開の導入で滞留時間の延長と周辺施設へのリーチを狙う


・参加型(インタラクティブギミック)

見るだけのイルミネーションから来場者が参加する余地のあるギミックを目玉コンテンツとして投入


・プロジェクションマッピング

映像を使った大規模演出やインタラクティブ演出の導入


・体験型

インタラクティブギミックに加えてその他のアクティビティと融合するなどより身体性を伴う活動やコンテンツの導入


・没入感

視界を埋め尽くす光のオブジェクトなど物理的なものから、世界観の構築による心理的な状況まで広くを指し、より非日常感を感じるコンテンツへの需要の高まり


その他トレンド


・ランタン(スカイランタンの人気から大型中華ランタンへ派生?)

・和風イルミネーション(和傘や竹あかり、桜などを使った変化球系コンセプト)

・クリスマスマーケット(実際にクラフトや飲食の販売を行うマーケットがメインで、ヒュッテやセンターツリーの装飾としてイルミネーションがを活用)

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