物量は多いのに少なく見える原因!
イルミネーションを設置すると、同じ量なのに量が違って見える、という問題が発生する件について原因と対策を考えてみます
イルミネーションの経年劣化
イルミネーションはほとんどの場合LEDなので、寿命は10年!40000時間以上!と思われがちですが、例えば屋外で1日8時間およそ120日間(約1,000時間)の点灯に使用し、3年経過すると明らかな光量の減衰を感じるようになります
光量が減衰すると、発光部の周りに広がる余波のような光の影響範囲が小さくなるため、面に対する光の占有面積が小さくなり、同じ物量を使っているのに少なく感じてしまう、という現象が起こります
特に、1年以上使用した部材と新しく購入した部材を並べて、もしくは近くで使用する場合は物量が同じでも明らかな差が出てしまうので注意が必要です
少なく見える飾り方をしているかもしれない
ストリングスライトと呼ばれる紐状のイルミネーションを使って床面を装飾する場合のよくある失敗例として薄く広く敷いている、ということがあります
ストリングスライトの発光部と発光部の間隔は通常10cmです
横にピンと伸ばした状態で数列作って敷設をする場合、列と列の間隔が10cm付近であれば発光部が縦横同じピッチで存在するため、装飾部分は光の面として認識されます
しかし、列と列の間が15cm以上を超えると、発光部がラインとして認識されてしまい、超えれば超えるほど「ライン感」が強くなるため装飾部への過疎感を感じる原因になります
例えば10m×10mの装飾面があるとします
1本あたりLED100球、10mのストリングスライトを用いて敷設イルミネーションをする場合、しっかり面として認識されるには70〜100列のイルミネーションが必要、という計算になります
もし、50本以下しかイルミネーションがない、という場合は列の間隔を広げるのではなく、装飾面を手前半分に限定するなどメリハリをつけることで過疎感を回避することをお勧めします
敷き詰め以外の方法はないの?
ストリングスライトを敷き詰めて物量を見せようとすると先に書いた通り10m×10mで100本のストリングスライトが必要になります
このような敷き詰めにこだわりがないのであれば、リプライトではボール型イルミネーションの活用をお勧めします

ボール型イルミネーションはストリングスライトに比べて高価ですが、設置面に光が放射状に広がること、設置コスト(手間や人件費)がかからないことから、かえって安価で済む場合があります
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